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国立新美術館 チューリヒ美術館展に行ってきました

   ↑  2014/10/12 (日)  カテゴリー: 展覧会・イベント
六本木にある国立新美術館で開催中の「チューリヒ美術館展 ー印象派からシュルレアリスムまで」(2014年9月25日~12月15日)に10月11日(土)に行ってきました。10月の3連休の初日、しかも連休後半は台風19号が近づいてくるので、混雑するかなぁと思っていましたが、混雑状況はさほどでもなく、意外とゆったり鑑賞できました。
チューリヒ美術館はスイスを代表する美術館のひとつで、中世美術から現代アートまで10万点以上の作品を所蔵しているとのこと(パンフレットより)。今年は日本とスイスの国交樹立150周年だそうで、今回はそのコレクションのなかから、印象派からシュルレアリズムまでの74点が日本に紹介されます。

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▲乃木坂駅からの国立新美術館入り口 展示の作品がずら~っと


国立新美術館では、ちょうど「オルセー美術館展 印象派の誕生ー描くことの自由ー」も開催中(2014年7月9日~10月20日、別のページでご紹介しています)。その気になれば、オルセー美術館、チューリヒ美術館の展覧会のはしごができます。ちなみに美術館の外にある券売所ではオルセー美術館展しか販売しておらず、チューリヒ美術館展の当日券は館内で販売されていました。

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▲六本木駅からの正面入り口手前の看板



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▲正面入り口


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▲館内の掲示 オルセー美術館展は2階、チューリヒ美術館展は1階で開催




1階の「チューリヒ美術館展」会場へ行くと、入り口には若干の行列が。並びかけたら、係の方が「券をお持ちの方は入場できます」。当日券を購入する方の列でした(所要時間は10分くらい)。私たちは前売券を購入していたので、待ち時間なしでそのまま入場。

14:15 入場

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▲「チューリヒ美術館展」入り口 左に並んでいるのは入場券購入の方


さて、今回の「チューリヒ美術館展」は、まずパンフレットがかっこいい。印象派からシュルレアリスムまでの誰でも知っている画家の名前と作品が配され、見ているだけで楽しくなってきます。ただ、ホームページは現時点で準備が間に合っていないのか、うまく機能しておらずちょっと残念。

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▲パンフレットより
会場は、一人の作家を特集する「巨匠の部屋」と、各時代の美術の運動や流派をまとめた「時代の部屋」が交互に並べられています。1.セガンティーニ、2.モネ、3.ポスト印象派、4.ホドラー、5.ナビ派、6.ムンク、7.表現主義、8.ココシュカ、9.フォービズムとキュビズム、10.クレー、11.抽象絵画、12.シャガール、13.シュルレアリスム、14.ジャコメッティ…と各部屋を巡っていくと、近代美術の流れが理解できる構成になっています。
ジャコメッティはスイス出身(はじめて知りました)の彫刻家、日本では馴染みの薄い画家もいますが、セガンティーニ、ココシュカ、ホドラー、ヴァロットンなどもそれぞれスイスにゆかりのある芸術家だそうです。
 
ゴッホ、ゴーギャン、ドガ、セザンヌ、ピカソ、ダリなどは、一人1、2点ですが、まさに「誰もが一目でその作家の手によるものだとわかる作品ばかり」(パンフレットより)。「すべてが代表作」というのは、ちょっと言い過ぎのような気もしますが…。

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▲パンフレットより


今回とりわけ気に入ったのは、ルソーの「Ⅹ氏の肖像(ピエール・ロティ)」。モデルのピエール・ロティはフランスの海軍士官・作家で、日本にも多少関係のある人物(芥川龍之介の「舞踏会」でも触れられてる)…といったことはどうでも良く、とにかく背景の木や煙突、脇の猫も含めて、この不思議な肖像画に魅了されてしまいます。


 
展覧会「最大」の目玉は、モネ「睡蓮の池、夕暮れ」。モネが晩年に手掛けた幅6mの大作です。「オルセー美術館展」での「草上の昼食」に続き、今年はモネの初期と晩年の大作を相次いで鑑賞する機会に恵まれました。モネは今回4点の展示がありましたが、パンフレットにある「陽のあたる積み藁」のほか、「国会議事堂、日没」もよかったです。
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▲モネ「睡蓮の池、夕暮れ」パンフレットより

その他、気になった作品をご紹介しますと…。
フェリックス・ヴァロットンは、パンフレットにある「日没、ヴェレルヴィル」はじめ4点の展示。いずれも特異な個性の一端が垣間見えます。今年は、丸の内の三菱一号館美術館で「ヴァロットン展」(2014年6月14日~9月23日)も開催され、このスイス・ローザンヌに生まれパリで活躍した画家は、日本でもコアなファンを持ったことでしょう。

画集などですっかり「観た気」になっていたモンドリアンやカンディンスキーを直接観ることができたのは嬉しいですし、パンフレットに掲載されていない作品では、マティス(「バルビゾン」)はいつもながらのタッチを楽しめましたし、クレー(「深淵の道化師」)の楽しく哀しい雰囲気、タンギー(「明日」)静謐な世界も味わうことができました。
15:30 会場を出ました



思ったほどの混雑ではなく、作品もそんなに多くないので余裕のある展示がされているのに加え、鑑賞する方もわりとあっさりしていたので(上野の森美術館の「写楽」はみなさん「気合が入っていました)、ゆったりと鑑賞することができました。展示のコンセプトも分かり易く、とても楽しめた展覧会でした。
美術鑑賞の後は
国立新美術館内にあるサロン・ド・テ ロンドでケーキ&カフェ
それは次のページで


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