中野発あちこち公共交通機関(電車・バス)と自らの脚で(エコ重視?)あちこち巡る旅行記です。旅行で日本を元気に! 

玉川温泉の宿 新玉川温泉宿泊記

   ↑  2009/07/20 (月)  カテゴリー: 玉川・後生掛・乳頭温泉


訪問日(2009年7月上旬平日)。田沢湖駅から八幡平頂上行きのバスに揺られて、十和田八幡平国立公園へ入っていきます。車窓から玉川ダムと宝仙湖を眺めつつ国有林のまぶしい緑を満喫しておよそ100分、新玉川温泉バス停に到着。バスは新玉川温泉の大きなロータリーの正面玄関に横づけされます。待ち構えていた従業員さんが、バスの降車口にさっと踏み台を置いてくれたりとの気配もありました。入り口でアルコールで手を消毒し受付へ。

 

ガンや難病などにも効能があると言われている(医学的には解明されてないことが多いみたいです)玉川温は、温泉の名前と旅館の名前が同じなので、ちょっと紛らわしいのですが、近辺の旅館には玉川温泉、②新玉川温泉、③ぶなの森玉川温泉湯治館そよ風の三つがあります。簡単に宿の違いを整理しておきますと、

 

①玉川温泉
 ・・・ 源泉と岩盤浴に隣接するもっとも古い施設。旅館部と自炊部があり、中長期の湯治客向け。

②新玉川温泉
 ・・・ 玉川温泉から約2km(歩いて15分)ほど離れたホテル。1998年オープン。自炊部なし。今回宿泊するのはここです。お風呂の作りは玉川温泉とほぼ同じで、しかも大きいため開放感があります。気軽に①の玉川温泉と同じ湯治雰囲気を体験するならこちらです。岩盤浴までは、遊歩道を歩く(約15分)か、バスを利用(次のバス停)利用。冬季は、バスが新玉川温泉止まりなので、雪上車で送迎。

③ぶなの森玉川温泉湯治館そよ風
 ・・・ 2004年オープンのホテル。①②とは別経営。自炊部なし。新しいので施設は充実してるみたいです。ちょとオシャレに湯治雰囲気を体験出来そうです。岩盤浴まではそよ風の無料送迎バスを利用するか、遊歩道を歩く(約20分)か、バス(次の次のバス停)を利用。

 

 

バスは各旅館に停まります。田沢湖駅から向かうと、ぶなの森玉川温泉湯治館そよ風、新玉川温泉、玉川温泉の順(冬季はバスは新玉川温泉止まり)源泉は同じで、お風呂のつくりの雰囲気は似たようなかんじです。特に同経営である玉川温泉と新玉川温泉のお風呂のつくりは、似てます

 

 

 

では、さっそく新玉川温泉186

 

 

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▲新玉川温泉の外観

 

新玉川温泉は、客室210室、収容570名の大きな施設です。宿泊棟はA棟からD棟まであり、どんどん増やしていったことが伺えます。立派な外観を眺める限り、湯治のイメージとは離れてしまいますが・・・

 

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▲敷地内への入り口 ▲本館正面(新玉川温泉のバス停)

 

 

玉川温泉は、世界でも珍しい塩酸を成分としたpH1.2の日本有数の強酸性泉ラジウムを大量に含んでいるそうです。レモン汁でもpH2~2.5程度、「五寸釘でも一週間で溶かす」といわれる草津温泉でもpH2.1ということですから、その酸性度の高さは強烈です。フロントの方は白衣のようないでたちで、チェックインするとき「初めてですか」と尋ねられそうだと答えると、ふつう温泉ではあがったときは温泉成分を流さないようにしますが、ここでは必ず掛け湯をするようにとご指導を受けました。効能は、神経痛、リウマチ、胃腸病、糖尿病、皮膚病、循環器疾患等。

 

 

 

大浴場へ入ります




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▲大浴場の入り口

  

まえにも書いたように 新玉川温泉は、玉川温泉の風呂の作りとほぼ同じです。入り口で男女に分かれると左右対称に大浴場があります。大浴場のなかには、「源泉100%(38~40℃)」、「源泉50%(39~42℃)」のほか、ぬるい湯(源泉60%、38~39℃)、熱い湯(源泉60%、43~45℃)、気泡湯(源泉60%、39~42℃)、頭浸湯、歩行湯、打たせ湯(源泉60%、38~40℃)、蒸し湯(源泉100%、60~65℃)などいろいろな湯殿を楽しめるようになっています。大浴場には、露天風呂(源泉60%、38~40℃)と、玉川温泉名物の岩盤浴を屋内に再現した温熱湯もあります。

 

 

大浴場に入ると、その広さと高さにまず目を見張ります。柱や壁、湯殿はもちろん、床もすべてひば造です。真ん中に源泉100%の湯殿があり、それを囲んで洗い場と各種のお風呂が並んでいます。源泉100%の湯殿の周りから天井へ太い柱が6本。高い天井の明りとりと窓から差し込む光が湯気に映えます。浴場内の照明もいい雰囲気。比較的新しい施設のはずですが、充分風格が感じられます。

 

 

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▲新玉川温泉の開放感のある大浴場。 

 

さて、強酸性の温泉については、肌がピリピリするとか書かれていますし、会社の人からも「ちょっとの引っ搔きキズでもすごくしみる」とさんざん脅かされていましたので、まずは源泉50%の湯からおそるおそる入ってみたのですが...湯の花が舞う薄にごりのお湯はまったくピリピリせず、むしろ当たりが柔らかいように感じました。湯殿の木の肌触りも何ともいえない心地よさ。続いて源泉100%の湯船に身を沈めてみます。源泉100%は肌への刺激を抑えるため湯温を38~40℃に下げているため、強酸性という認識がなかったらいつまでも浸かっていたいと思うようなお湯です。これは旦那さん、奥さん共通の感想です。いちばん人が入っていたのは、やはり源泉100%の湯殿でした。ただし、もともと肌の弱い私たち、あまり長湯せず、いったんお湯からあがる都度、掛け湯しました。そのおかげか、結局その後も肌へのダメージはありませんでした。 

 

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▲源泉100%の湯 ▲各種浴槽。まん中が源泉50%、奥に気泡湯

 

奥さんは特に、箱蒸し風呂がお気に入り。数が少ないので人気で出来ないかなぁと心配していましたが、人気は源泉100%に集中。余裕で入れました。他の人が座った所に座るので、常連さんたちはお湯でまず座るところを流てから箱蒸し風呂湯に入っていました。もちろんマネして、箱蒸し風呂へ。入る時に木の戸が重く開け閉めに注意です。顔に蒸気があたらないので、のぼせず長く入っていられるところがいいです。下からは、源泉の蒸気で蒸され汗が溢れるように出て新陳代謝アップ。吸入することで呼吸器にもいいという事です。直接源泉に触れないので肌にも優しそうな感じがしました。

 

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▲箱蒸し風呂は3つ  ▲手前が温熱浴、奥に露天風呂

 

 

お湯は指先を舐めてみただけで、強烈な酸っぱさが舌を刺します。大浴場内には飲泉場も設けられていますが、源泉を2倍に希釈した温泉水を指示どおり真水で5~8倍以上に薄めて飲んでも酸味を感じます。指示には更に「飲用後は歯の保護のために必ずうがいをするように」というオソロシイ文言が。

 

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 ▲高い天井  ▲中央が源泉100%

 


館内と部屋もご案内

 



新玉川温泉では、ご年輩の方や介護が必要な方のために、廊下はバリアフリーになっており手すりが配備されていますが、私たちが泊ったD棟はフロントや大浴場から相当遠く、ご年輩の方にはちょっとキツいかと思いました。部屋はこじんまりした普通の部屋。クーラーはなく、扇風機が置いてあるのみで心配になりましたが、実際には朝晩は充分に涼しく、その必要がないことが分かりました(今回の旅行では、その後の宿でも冷房はありませんでした)。また、地上波は届かず、TVは衛星放送のみです。 浴衣、タオルはもちろんありますが、バスタオルはありません。 部屋には、空の冷蔵庫があり自分で好きな飲み物を入れることができ便利です。館内には自動販売機があります。(普通の料金で良心的でした

 

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▲部屋には扇風機(冷房はありません)▲廊下には館内案内の表示と手すり

 

 


また、コインランドリーはあるのかなぁと思っていましたが、各フロアーにランドリーコーナーがあり、なんと洗濯機が無料で使用(洗濯機の利用時間、7:00~21:00)できるとのこと(乾燥機は40分100円)。朝7:00~夜9:00までの張り紙が。洗濯用品は売店で販売しています(洗剤1回分30円、洗濯ロープ(5m)420円、洗濯バサミ(10ケ入)105円など)。売店にはその他の日用品が揃っており、ある程度長く滞在する人を想定しているようです。新玉川温泉の食事は朝晩ともバイキング。バラエティに種類が富んでいてボリュームもあり、充分満足です。従業員の応対も廊下ですれ違うと挨拶してくれるなどよい印象を持ちました。

 

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▲ランドリーコーナー ▲食事はボリュームあります

 

 

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▲にぎわう食堂、食事はバイキング

 

 

私たちが宿泊したのは日曜日。宿の方にお聞きしたところ、当日の宿泊客は250名程度(収容人数の約半分)とのことでしたが、ほとんどが年輩の方々で、私たちがいちばん若いくらいでした。ご年輩といってもトレッキング帰りの一行がいたりと、お元気なお年寄りが多い印象でした。療養・湯治のイメージが強い玉川温泉ですが、こちらの新玉川温泉は観光などで気軽に利用できると思います。


【日帰り入浴】

日帰り入浴券は、フロント脇の券売機で購入し、大浴場の受付に出します。料金は600円。子供(小学生)300円、小学生未満は無料。時間は、8:00~16:00です。入浴に休憩や食事をセットしたプランもあります。なお、新玉川温泉の宿泊客は、玉川温泉の大浴場の入浴券600円を半額の300円で購入できます。

 

翌日は、玉川温泉の岩盤浴を体験し、それから後生掛温泉に向かいます。 



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- |  2016/09/24 (土) 09:52 No.332

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